※このプロフィールは「産学官連携ジャーナル」2018年6月号に掲載されたものです。

前田 浩
(まえだ ひろし)

一般財団法人バイオダイナミックス研究所 所長/
熊本大学 名誉教授/大阪大学 招聘教授/東北大学 特任教授






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略歴 / Career  
東北大学卒業、フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学大学院(Davis)へ留学、MS。東北大学大学院博士課程修了(医学博士)後、ハーバード大学がん研究所研究員。1971年から2004年まで熊本大学教授を歴任。2004年より熊本大学名誉教授(医学)、崇城大学薬学部教授を経て、2010年崇城大学DDS研究所設立、2011年より特任教授。

所属学会 / Affiliated Academic Society  
日本細菌学会、日本NO(一酸化窒素)学会、日本がん予防学会、日本DDS学会、国際NO学会など各学術総会長、日本癌学会/日本細菌学会名誉会員、(公社)日本生化学会、その他、評議員、理事等歴任。

受賞歴 / Awards  
日本細菌学会浅川賞(同学会で最高のもの)、高松宮妃癌研究基金学術賞、ドイツ生化学会Frey Werle財団金賞、英王立薬学会Life Time Achievement賞、米CRS学会Nagai Award、日本DDS学会永井賞、日本癌学会吉田富三賞(同学会で最高のもの)、西日本新聞・西日本文化賞など。米サンアントニオ市名誉市長、米オクラホマ州名誉州民など。
  • 主たる業績として、世界最初の高分子結合型制癌剤スマンクスの発明・その動注療法の完成(厚生省承認1993年)、高分子性薬剤が腫瘍に選択的に集積する原理[EPR効果]の発見(1986年)。EPR効果はこれまでに世界で約1万8千回以上も引用されている。
  • 主な研究分野は薬剤の腫瘍選択的デリバリー(DDS)のメカニズムと高分子制癌剤の研究、がん予防、感染における活性酸素、一酸化窒素、プロテアーゼなど。
  • ドイツ生化学会学会誌Biological Chemistry誌より、前田生誕65年記念特別号、イギリス薬学会でLifetime Achievement AwardとJournal Drug Targeting誌で前田の特別号の発刊、国際NO学会の「Nitric Oxide, Biology and Chemistry」誌の特別号の発刊などにより、研究業績を顕彰された。
  • 日本癌学会の吉田富三賞(2011年)は、上記EPR効果の発見と世界最初の高分子制癌剤スマンクスの発明による癌治療への貢献、さらに感染・炎症により、その局所で活性酸素とNOが生成し、遺伝子の損傷が生じ、それが発癌の原因であるとする理論実験的証拠を世界で初めて証明したことなどによる。
  • トムソン・ロイター(情報サービス会社)の「トムソン・ロイター引用栄誉賞(化学部門)」を受賞(2016年9月)。この賞は、学術論文の引用データ分析から、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績をたたえる目的。2016年の化学部門の受賞者は世界で5名。
  • 米国ミシガン州のウェイン州立大学より「2017 Roland T. Lakey 賞」の受賞。米国の研究者以外では初めて。
  • Distinguished Global Citizenship Educator 賞 (ハーバード大/UCLA委員会)を受賞。