2005年8月号
編集後記

今年1月15日にスタートした本ジャーナルも、5カ月後の平成18年1月には創刊1周年を迎えます。1周年を記念して、産学官連携をテーマに仕事をしているメディアが集まれないものかと思っています。産学連携を促進するためのメディアの役割は大変大きいものがありますね。我々は経験からそれをよく知っています。TLO法成立以前にさかのぼれば、ジャーナリズムから受けた影響は苦い思い出のほうが多いのですが、現在は追い風の役割をしていますね。メディアの産学連携に関する扱いは、取材を受けてみても記者の認識が浅いことが気になります。ジャーナル創刊1周年に向けてメディアの役割に対する皆様のご意見が欲しいところです。

(江原委員長)

5月号の古川勇二教授による産業クラスター計画の経緯紹介、7月号の田口康氏と塚本芳昭氏による地域クラスター対談に続いて、今月号からは、いよいよ地域クラスターの具体的な各地域のプロジェクトの特集が始まりました。第1弾として、九州シリコン・クラスター計画を取り上げ、九州半導体イノベーション協議会副会長の鶴島稔夫教授にご執筆いただきました。あわせて、熊本における具体的な取り組みについて、久保田弘教授にご執筆いただきました。九州には、地元の中小企業も含めて半導体関連の一大産業集積が形成されていますが、進出大企業の多くが量産型工場であることから、企画力、設計力が育ちにくいという問題があり、それをどのように克服しようとしているのか、他の地域でも参考になる点が多いと思います。

(児玉委員)

夏真っ盛りの7月30日、隅田川の花火を観に行った。花火好きの筆者は、年に5、6回行く年もある。夏の夜空を彩る花火も、土手、屋形船、スタジアム、ベランダ、湖上、海上、埠頭公園、海峡、山上など観る場所によっても見ごたえが異なるが、その種類も多種多様で、聞くところによると数千種とか。

花火の魅力は何か。色、光、音、香り、華麗さ、風情、コーディネーション……、その美しさと迫力は暑さを吹き飛ばし心までも爽快にする。そして、毎年新しい色や形、組み合わせの発見があるから不思議だ。

産学連携も多種多様。それぞれがそれぞれの持ち味と独自性を活かした成功モデルを創作・演出して、多くの人々の表情を明るくしたいものである。

(門田委員)