2008年11月号
イベント・レポート
北九州学術研究都市 第8回産学連携フェア
初めての市街地開催 特別企画の「自動車技術展」も

北九州市が同市若松区西部・八幡西区北西部に整備している北九州学術研究都市*1 の第8回産学連携フェア(主催:同フェア実行委員会、財団法人北九州産業学術推進機構)が10月8~ 10日の3日間、開催された。場所はJR小倉駅から徒歩5分の西日本総合展示場新館と隣接する北九州国際会議場。

同フェアは同都市の成果を発表する目的で毎年この時期に開かれている。昨年の7回までは、同都市内の体育館(展示)と大学の教室など(セミナー)が利用されたが、来場者が固定化してマンネリに陥るのを防ぐとともに、幅広く関心をもってもらうため、初めて市街地での開催となった。今回、北九州市の市制45 周年を記念して、同フェアのなかで「自動車技術展」が特別に企画された。

また、第14 回九州・国際テクノフェア(主催:同フェア実行委員会、財団法人西日本産業貿易コンベンション協会、財団法人九州産業技術センター)と"併催" の形をとった。自動車メーカーが新車を展示するなど展示会場は華やかで、セミナー・シンポジウム会場では訪れた人の選択肢が大幅に広がることになった。

太陽電池のセミナーが人気

9日のセミナーで注目を集めたのが「半導体業界と太陽電池メーカーの協働化――いかにして九州の太陽電池産業群を形成するか」(主催:九州半導体イノベーション協議会・九州地域太陽光発電関係団体連絡会)。証券会社のアナリストが太陽電池産業の展望を紹介したほか、「CIS 系薄膜太陽電池」「フィルム型アモルファス太陽電池」「高効率シリコン薄膜太陽電池」について各メーカーの技術責任者が講演するという内容だったが、100人の定員のところに150 人を上回る人が押しかけ、会場は熱気に包まれた。

シリコン、部品、装置など半導体関連企業の方々に加え、九州各県の行政、金融関係者も多かったという。

「レアメタルリサイクルの現状と動向」(主催:北九州市立大学)、東京大学生産技術研究所先進モビリティ連携研究センター(ITS センター)の「ITS セミナー in 北九州」なども人気が高かった。

当然なことではあるが、旬なテーマを掘り下げた企画が好評だったといえよう。

(本誌編集長 登坂和洋)

*1
開発総面積は335ヘクタール。第1期121ヘクタールは平成18年度に事業完了、現在第2期(14~26年度)に取り組んでいる。

北九州学術研究都市
第8回産学連携フェア
日時:2008年10月8日(水)~10月10日(金)
会場:西日本総合展示場
新館・北九州国際会議場(福岡県・北九州市)